代表メッセージ

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Prologue 5,000字で紡ぐ、代表山口の想い

「サンエキのビジョンと価値観」「リフォーム業界の課題とサンエキの取り組み」など会社のことを中心に、
採用において「求める人物像と今後の展望」など、私が普段から考えていることをざっくばらんにお話ししたいと思います。

About My Career サンエキと自身の経歴について

祖母の死が教えてくれた、
本当に大切なこと。
もともと会社を継ぐつもりはなく、将来は自分で起業したいという夢を抱いていました。
そのため、大学卒業後は創業4年目の株式会社エス・エム・エスに入社しました。今でこそ東証プライム上場企業ですが、当時は上場前のスタートアップ。医療・介護という社会的意義のある成長産業で、営業からマーケティング、新規事業立ち上げまで、さまざまな業務に携わりました。
1年目で年間新卒MVP、2年目で全社MVPを受賞。海外ジョイントベンチャーの設立やマーケティング責任者も最年少で経験するなど、恵まれた環境でキャリアを重ねていました。
 
その後、株式会社DeNAに転職し、ヘルスケア領域の新規事業開発に携わりました。遺伝子検査をテーマにした産学官連携プロジェクトや複数の事業責任者として、刺激的な日々を過ごしていました。プライベートでも結婚、子どもが生まれ、仕事も人生も充実していました。
 
そうしたなかで、32歳のときに大切な祖母が亡くなりました。
 
「人生は、本当にある日突然終わってしまうものだ」と痛感。私自身も家族をもったタイミングだったこともあり、「20年後、後悔しないのはどのような選択だろうか」という問いが生まれたのです。祖母は生前、「いずれはサンエキを継いでくれたら」とよく話していました、私の父が築いてきたサンエキという会社を次の世代につなげること──それが、自分にとってもっとも納得のいく選択だと感じるようになりました。
 
私には兄弟が2人います。しかし「誰かが」ではなく、「自分がやらなければ」という責任感のようなものが湧き上がり、最終的に「今やらなければきっと後悔する」と。
キャリアを「捨てた」という感覚はありません。これまで培ってきた経験を、家業という新しいフィールドで活かし、次の挑戦に転換した──そのような感覚に近いものです。
 
起業志向のあった自分にとって、むしろこれまで積み上げてきたスキルや視点を、地元・家業というフィールドで掛け合わせることができる、前向きな場所に見えました。いきなり代表になるのではなく、まずは一社員として現場に入り、サンエキの文化や業務の実態を自分の目で確かめるところから始めることにしました。
そして今は、事業と組織の未来をつくり、そのバトンをなるべく良い状態で次の世代につなげることが、自分の役割だと感じています。
 
業界・業種は違っても、
向き合う本質は等しい。
医療・介護やIT企業という経歴から、地域密着のリフォーム会社へというのは異色と感じる方もいるかもしれません。しかし私にとっては、「目の前の困っている人の課題に本質的に向き合う」という軸は一貫しています。業種は変わっても、仕事の本質は同じです。
 
エス・エム・エス時代には、ジョイントベンチャー設立・営業・マーケティングなど幅広い業務を経験し、事業をつくる側としての視点を鍛えました。DeNAでは社会課題を構造的に捉える力とともに、産学官連携のような複雑なステークホルダーを束ねるプロジェクトで、論理と感情のバランスを取りながら前に進める力が身につきました。
 
そうした経験から習得した「事業を設計・改善していく視点」は、サンエキでも活かされています。営業プロセスや業務フローの見直し、IT活用による業務効率化、評価制度の見直しなど、どれもこれまでのキャリアで培った「仕組みをつくる力」がベースになっています。また、マーケティングやブランディングの視点も、今後企業として生き残るうえで重要な役割を果たすでしょう。
 
正直、地域密着のリフォーム業界には、まだまだ改善の余地が多くあります。だからこそ、「過去の経験を持ち込んで終わり」ではなく、現場に深く入り込みながら、本当に必要な変化を1つずつ積み上げていくスタンスで取り組んでいます。
他業界にいたからみえた
課題と働きやすさへの挑戦。

入社直後、電話やFAX、紙管理などアナログな情報管理やオペレーションをみて、生産性の低さに驚きました。具体例をあげるなら、コミュニケーションツール。社内外問わずほぼ電話だったことです。
当時は現場で不明点があれば、内勤に電話して都度確認という風習も根強く残っていました。内勤者も電話のたびに手が止まり、双方にとって非効率な状態。また職人との工事に関する日程調整や仕様伝達も電話が中心で、記録が残らず、言った言わないや認識齟齬が多発している状況でした。

そのため、すぐに社員にスマートフォンやタブレットを支給しました。主たるコミュニケーションツールを電話からチャットへ移行し、全体での情報共有や情報の可視化。並行してクラウドでの顧客情報や案件情報の管理、業務関連の作業もクラウドアプリで管理し、作業効率の向上を徹底しました。
さらに評価制度も見直すことに。「ダラダラと仕事をして長時間勤務をする人が得をする」構造から、成果やプロセス、顧客満足を評価する仕組みに移行。その結果、残業時間は月平均30時間程度に削減し、業界平均と比較しても1.5倍の高い生産性を維持できる体制が整っています。

もちろん、リフォーム業界には良い文化もありますが、変えるべき点にはしっかり手を入れ、働きやすさと成果の両立ができる会社を目指しています。

Challenges & Initiatives リフォーム業界の課題とサンエキの取り組み

リフォーム業界の
負のスパイラルを
構造から変える。
リフォーム業界は障壁の低さと市場規模の安定により、大手異業種事業者や小規模事業者まで多くの業者が参入しました。業者間による適切な価格競争は問題ありませんが、情報非対称性が大きいサービス特性を背景に、価格を下げる手段として必要な工程や品質が削られることも多く、サービス低下や顧客不信につながる負のスパイラルが生じています。
 
サンエキは、こうした構造そのものを変えることで、悪循環の打破に取り組んできました。
中間マージンを見直し、職人や協力会社と直接取引します。施工エリアも、戦略的に厚木中心に設定し、移動効率などの工数を最小化。こうして品質を落とさず、納得感のある適正価格を実現しています。営業方針も「売上」ではなく「信頼重視」を徹底し、契約を急がせず、お客様に寄り添う提案に注力。おかげで紹介・リピートによる健全な循環が生まれています。
 
また、サービス品質を現場任せにしないために、組織的な仕組みとして支える体制も整備。有資格者が調査から完工まで一気通貫で対応するため、情報の行き違いや判断ミスを防止。あわせて、現場を担当者と職人の両軸で確認するダブル施工管理により、判断ミスや品質のばらつきを抑えています。
さらに、お客様アンケート結果の定点モニタリングや定例会議でのヒヤリハット共有などを通じて、サービス品質の改善サイクルを継続。日々の対応を属人化せず、組織として蓄積・改善されるようにしました。
「売って終わり」にしないために、施工後も工事内容に応じて最長15年はアフターフォローを継続。小さなお困りごとも拾い上げ、長く安心してお付き合いいただける関係づくりを徹底しています。
 
安売りに走らず、顧客満足と信頼で選ばれる。そのために、価格・品質・提案・仕組みすべてを構造から見直し、業界の負の連鎖を断ち切る実践を積み重ねています。
 
サンエキへの信頼で
選ばれるための
仕組みづくり。
サンエキでは「一度きりの施工」ではなく、「長く続く信頼関係」を前提にサービスや仕組みを設計しています。
 
たとえば施工後には、工事内容に応じて最長15年の施工保証と定期点検などを提供。保証書を出して終わりではなく、工事後こそ本当のお付き合いの始まりと捉えています。実際、工事とは関係のない些細なお困りごとも対応し、「またお願いしたい」「人に紹介したい」と思っていただける関係性を築いています。
地域密着型の強みを活かし、「水の流れが気になる」「ドアが重い」といった小さな不安にも即日対応。専任のメンテナンス担当が柔軟かつスピーディに対応する体制を整えています。
 
提案においても「親切・丁寧・誠実」をモットーに、お客様に本当に必要なことだけをお伝えする姿勢を貫いてきました。その結果、2019年の満足度は97%、紹介意向度は94%という高水準を記録しています。
こうした対応を属人化させず、組織として再現できている理由の1つが、NPS(顧客ロイヤルティ)を評価制度に正式導入している点です。営業・技術職の目標として設定し、期末評価にも反映。経営レベルでも売上と同様にKPI(重要業績評価指標)として定点観測しており、全社で顧客との関係性を重視する文化が根づいています。
 
「信頼で選ばれ続ける会社であること」を目標ではなく前提とし、日々の姿勢・制度・仕組み・指標を連動させています。これこそが、他社と一線を画し、高いリピート率につながっている最大の理由です。
 
採用においても、まずはこうしたサンエキの姿勢を理解し、行動に移せるかどうか…。求職者のみなさんとの面談を通して、その可能性を見ています。

Future of Saneki 求める人材像とサンエキのこれから

厚木に根ざし、
ともに未来を築く
仲間を求めて。
私たちが一緒に働きたいのは、指示を待つ人ではなく、「自分で考え、動ける力」を持った方です。サンエキが目指すべきは、みずから問いを立てて行動できる主体性の集合体。そのような組織こそ、変化に強く持続可能だと考えています。創業64年の安定した基盤やIT活用による業務効率化は整っていますが、組織としてはまだ完成途上。業務や制度を柔軟に見直しながら、次のステージを作りあげる最中です。「自分が整える側に立ちたい」と感じてくれる方なら、活躍できるに違いありません。
 
また、当社の営業は「売って終わり」ではなく、施工後からが本当のお付き合いの始まりです。最長15年のアフターフォローを通じて、お客様の暮らしに長く寄り添い続けます。だからこそ、「お客様に信頼されたい」という想いを持ち、丁寧に考え、言葉を選び、誠実に対応できる方とともに働きたいと考えています。
 
実際に、これまでの内定者は、「この業界にはどのような課題があるのか?」「サンエキにどのような魅力を感じたのか?」という問いに対して、「この仕事を選ぶ理由」と「この会社で働く理由」を自分なりの視点や考えをしっかり持って臨んでくれていました。一方で、たとえ経験が豊富でも、自分の頭で考える姿勢が見られない方については、入社後のキャッチアップや活躍が難しいと感じています。
 
厚木を中心とした商圏に集中し、地域に深く根ざした事業を展開している私たちは、この街で長く腰を据えて働き、地域に貢献したいと考える方を心から歓迎します。厚木周辺に生活の基盤を持ち、今後もこの地で歩み続けたい方、あるいはUターンでこの地域に戻り、定住をお考えの方にとって、きっと意義深い仕事になるはずです。
 
 
新たな挑戦が生み出す、
よりダイナミックな未来。
地域の暮らしを、もっと幅広く、もっと深く支えるために。
サンエキは今、新たな挑戦に踏み出しています。
 

近年、お客様からは「どの物件を選ぶべきか」「売却前にどこを直すべきか」といった、暮らしの節目に関わるご相談が増えてきました。こうした声に応えるため、私たちはリフォーム・リノベーションに加え、物件の取得や売却を含めた“ワンストップ型”の住まい支援サービスへと領域を広げています。

これまでの事業は「住んでいる家をどう良くするか」に応えることが中心でした。今後は、住宅購入前の「この物件はリノベ前提で買っても大丈夫か」といった相談や、売却時の「どこを直せば資産価値が上がるか」など、仲介にとどまらない提案型サービスの取り組みも始めています。

 
現時点では、リフォーム営業職が不動産領域に直接関わる場面は多くないかもしれません。しかし、「売却前に外装を整えたい」「引き渡し後すぐに水回りを更新したい」といったスポット的なリフォームニーズが増え、営業メンバーが活躍できるフィールドは今後ますます広がると考えています。
 
「不動産+リフォーム」にワンストップで応えられる体制は、会社としての信頼や競争力を高める大きな力になります。
この成長の流れを、現場の第一線で感じながら、一緒に新しい価値をつくっていきませんか。
成長の土台はできた、
次は未来をつくる仲間を。

現在のサンエキは、「成長する土台はできたけれど、まだまだ完成はしていない」フェーズだと考えています。この先も、他のリフォーム会社が取り組んでいないような仕組みづくりやツール導入に挑戦しつづけます。
そのため、現場の即戦力としてはもちろん、さまざまなポジションや仕組みづくりに関われる余地と裁量、チャンスに溢れる「これからが一番おもしろい」と言いたいです。

リフォーム業界での経験を活かし、「安心な暮らしを、すべての携わる人に。」というミッション実現に向け、成長と変化のフェーズを一緒に歩んでみたいと思ってくれる方、ぜひ一度お会いしましょう!

株式会社サンエキ
代表取締役 山口 直也

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リフォーム営業を、
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